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むささびの鳴き声
076 イングランドにて:Newmarketの競馬場

知らなかったのですが、英国では競馬というのは直線コースを走るのが普通らしいですね。先日、Newmarketという競馬で有名な町へ行ったときにB&Bのオーナーがそう言っておりました。Rawley Mileという競馬場で見物したのですが、全部、直線レースで、我々はゴールに近いところで見ていたので、スタ−トの様子は大型スクリーン上にうつるもの以外、肉眼では絶対に見えない。持参した双眼鏡でもほとんど見えなかった。

スタートして20秒ほどすると、ようやく馬群が見えてきて、さらに10〜15秒ほどすると我々の眼の前を通り過ぎる。東京競馬(府中)の場合は直線ではないので、双眼鏡を使えばスタ−トもゴールも見えたと記憶しているのですが・・・。

私自身、日本でそれほど頻繁に競馬場に通ったわけではないので認識不足の可能性もあるのですが、Newmarketの競馬場で面白いと思ったのがbookies(賭け屋)が公認されて営業しているということです。20軒ほどの賭け屋が立っていて、各レースの勝ち馬予想と賭け率がそれぞれ持参のスクリーン上に示されている。Aという賭け屋のスクリーンには、Xという馬の賭け率が1-2、Yという馬は1-100という風に示されている。私がXの勝ちに2ポンド賭けて当たった場合、その賭け屋は私に4ポンド払う義務が生ずる。Yに賭けて当たった場合は100倍の200ポンドが支払われる。

つまり日本だと中央競馬会が賭けの一切合財を取り仕切る胴元の役割を果たすのですが、英国の場合は賭け屋が個々に胴元サービスを提供している。しかも賭け率はそれぞれの賭け屋がそれぞれの判断で算出しており、それぞれにリスクを負って商売している。bookiesで馬券を買うと、予め当たった場合の配当金の額が書いてあるわけです。日本の馬券にはそんなもの書いていない。配当金はレースが終わらないと分からない。英国の場合はお客も賭け屋も賭けているわけです。

ちなみに私は2頭の馬に2ポンドずつ賭けてみた。一頭はなぜか名前がMATSUNOSUKEとなっている。賭け率は約25倍だから、ほとんど勝ち目はないけれど、日本人としては賭けないわけにはいかない。もう一頭のBILLY REDという馬は50倍だから、MATSUNOSUKEよりさらに弱い。でも当たればいずれも大穴・・・。もちろん負けました。ちなみに英国における馬券の最低の料金(つまり賭け金)は2ポンドだそうです。

ところで、英国人は賭け事が大好きですよね。町へ行くと必ず賭け屋(Book-maker)があって、サッカーの試合結

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